iPhoneを海外から輸入する際の注意点

iPhoneをカナダにいる友達から送ってもらうときに、色々と調べ物をしなければならないことがあったのでその記録。

購入するとき

カナダ版iPhoneを買うときも、アップルストアのWebサイトで国を変更して購入。カートに入れて買う流れは日本とまったく同じなので困惑はしなかった。

税金

カナダは国税GSTと州税PSTを足したものが消費税。PSTは州ごとに定めている税率が違う。Appleのオンライン購入では、配送先に指定した州のPSTを上乗せする。ちなみに僕が使ったアルバータ州(Alberta)は0%なので、GSTのみの5%が消費税。

請求先

請求先も現地のアドレスを聞かれるので、適当に配送先と同じ州のB&Bにした。友人はこれを日本にして使えなかったことがあるらしい。

iPhoneをカナダから日本に輸入する

アップルからカナダへの配送は前回の記事で書いたとおり、FedEx(またはUPS)で完璧な時間に届く。ここからは、カナダから日本に運ぶときの話。

リチウムイオン電池は運べない?

iPhoneには他の携帯電話と同じように、リチウムイオン電池が内蔵されている。このリチウムイオン電池が、危険物ということで2009年1月1日から国際便で簡単に運べないような規制が作られたらしい。

iPhoneや携帯電話だけでなく、PSPやNintendo DSなどのゲーム機、デジカメなどもこの規制の対象となっている。

結果としては、FedEx, UPS, DHLなどの配送業社は運べます。以下は参考までに。

航空便が対象

これは航空便の墜落事故の原因が、リチウムイオン電池が爆発したものと推測されているためらしい。なので、航空便に対する規制が設けられたのであって、船便や陸送に関してはこの規制の対象にはなっていない。でも船便は2ヶ月くらいかかるし費用も高い。

配送するためにクリアすべき基準

配送可能かどうかは、配送物の種類(IATAで定める種別)、配送業者、航空便、発送元と配送先の国、個数によって対応が異なる。梱包の仕方とか、通関手続きの手順とか。

ラフに表現すると、

  1. IATAが定めた項目を探して
  2. MSDS:製品安全データシートを用意して
    =製品の安全性をクリアする試験レポート
  3. 通関でわかるようリチウム電池取扱ラベルを貼る

と決まったやり方があり、それに対応している業者を探さなければならないということ。
業者によってはメーカにMSDS取得する手続きで時間がかかる場合もある。

msds

MSDS(製品安全データシート)の例

lithium-caution

リチウム電池取扱ラベル

どの運送会社がリチウム製品を運べるのか

FedEx, UPS, DHLは対応している。日本郵政EMS, ヤマトは不可。Canada Postも不可っぽい。
これは配送業者に聞くのが早い。送りたいものと個数、配送先を伝える。航空便が対象だが船便や陸送でも受けない業者もある。未申請では税関のX線検査で没収されることもあるので注意。

輸入にかかる費用

iPhoneくらいの小さな箱なら30ドルくらいで運べるだろうと考えたのが甘かった。上記の理由で、安価なEMSやCanada Postじゃなく、高価な業者を使わなきゃいけないし。

関税率

カナダから日本への輸入関税は、下記の通り無税。
http://www.kanzei.or.jp/statistical/tariff/detail/index/j/851712000

輸入消費税

海外から物品を輸入するときは、1万6666円以上のものだと消費税を取られる。関税ではなく消費税です。

税率は「物品代金×60%の5%」。これは企業や業者じゃなく個人輸入でもまんべんなく取られる。これは荷物受け取ったのち、後日請求されてくる。

$859 * 2 * 60% * 5% = $51.54(約4000円)

カナダで消費税を取られ、日本でも消費税を取られて、それで輸入品というのは高いっていうイメージでなく本当に高くなってしまう。

配送料金の計算

今回はUPSで、3番目に早く届く“UPS SAVER”を使った(1〜3営業日で届く)。その配送料の計算方法が怪しい。実重量(kg, LBS)と、容積重量のうち高い方が選ばれるそうなのだが。

伝票に書いてあった配送料金
UPS SAVER 249.30CAD 12LBS

実際は、

1個あたり466g 2個933g 箱200g・・・1.2kg, 3LBS
サイズ(mm) L254, W207, H77・・・0.8kg

どう考えても3LBS程度なのだが、UPSの計算ミス?で12LBSとなって$249(約2万円)もかかった。UPS Saverが高いのでなく(UPS Expeditedにしても500〜1000円しか変わらない)、明らかにUPSの従業員が間違ってる。

ups

100ドルを取り戻せ

UPSジャパンに問合せしたところ、この容積であれば実重量の3LBSが適用される、その場合は142.50CADになる、別の荷物と一緒にしてしまったのではないか、ただ測量をした現地の販売員に確認をとってほしい、とのこと。

カナダのUPSに確認すると、どうやら間違っているようだ、ただし返金は私たちの権限ではできない、UPS本社に聞いてくれ、という対応。UPSは佐川のように軽運送が下請けをしていることもあり、品質が低いこともままあるようだ。「カナダではこんなもの」というのが実情だが、100ドルぼったくりはマズいでしょ。

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