日本版MacBook AirをUSキーボードに交換する 〜交換手順と動作確認〜

ドライバーとパーツを揃えたら、ようやく交換作業です。交換手順はウェブではかんたんに見えますが、意外と時間がかかります。完了まで3時間はかかると考えてよいでしょう。

MacBook Airを分解するのに必要な道具、パーツ

こちらは別のページで書いています。

日本版MacBook AirをUSキーボードに交換する 〜準備とパーツ入手まで〜

日本版MacBook AirをUSキーボードに交換する 〜パーツをeBayで購入〜

交換手順は41ステップ

交換手順は、iFixitのサイトを参考にしました。下記の写真はすべて iFixit のものです。

MacBook Air 11″ Mid 2013 Upper Case Replacement

Step 1 背面ケースを外す

背面のフタを外します。

  • 8mm × 2本 (ペンタローブ1.2mmドライバー)
  • 2.5mm × 8本 (ペンタローブ1.2mmドライバー)

step1

Step 2 背面カバーを外す

ディスプレイ接続部の側を持ち上げて、背面カバーを外します。

step2

Step 3 電源接続コネクタを外す

バッテリの電源接続コネクタを外します。上に持ち上げると外れます。

step3

Step 4 I/Oケーブルを外す

ファンの上にあるI/Oケーブルを外します。上に持ち上げて外します。

step4

Step 5 I/Oケーブルを外す

左右ともコネクタを持ち上げたら、I/Oケーブルを取り除きます。

step5

Step 6 iSightカメラケーブルを外す

iSightカメラケーブルのコネクタを外します。両サイドを交互に押し込むと外れます。

step6

Step 7 iSightカメラケーブルを剥がす

コネクタが外れたら、ファンの上に這っているケーブルを剥がします。両面テープで固定してあるので、慎重に剥がします。

step7

Step8 ファンの電源コネクタを外す

ファンの電源コネクタを外します。固定具を持ち上げるイメージです。

step8

Step 9 ファンを外す

ファンを固定するネジを外します。

  • 5.5mm × 2本 (トルクスT5ドライバー)
  • 4.6mm × 1本 (トルクスT5ドライバー)

step9

Step 10 ファンを取り外す

ファンを持ち上げて取り外します。Step 8 がうまくいっていれば、電源部はサッと引き出せます。

step10

Step 11 WiFi/Bruetoothカード

WiFi/Bruetoothカードのアンテナ線を2箇所とも外します。上に持ち上げると外れます。

step11

Step 12 バッテリを外す

バッテリを固定するネジを外します。

  • 5.2mm × 2本 (トルクスT5ドライバー)
  • 6mm × 1本 (トルクスT5ドライバー)
  • 2.6mm × 2本 (トルクスT5ドライバー)

step12

Step 13 バッテリを取り外す

バッテリを持ち上げて取り除きます。

step13

Step 14 I/Oボードのコネクタを外す

I/Oボードのコネクタを外します。横に引き出す感じですが、固いときはプラスチック部分を押し出すようにします。

step14

Step 15 WiFi/Bluetoothカード

WiFi/Bluetoothカードのアンテナを持ち上げて、外側に退けておきます。ロジックボードを外すための準備です。

step15

Step 16 ディスプレイケーブルを外す

ディスプレイケーブルのコネクタの固定具を持ち上げて、コネクタを引き出します。

step16

Step 17 スピーカーケーブルを外す

スピーカーケーブルのコネクタを外します。慎重に持ち上げて外します。

step17

Step 18 トラックパッドケーブルを外す

トラックパッドケーブルのコネクタを外します。固定具を上に持ち上げて、ケーブルを引き出します。

step18Step 19 キーボードバックライトケーブルを外す

キーボードバックライトの電源ケーブルを外します。固定具を上に持ち上げて、ケーブルを引き出します。

step19

Step 20 WiFi/Bluetoothカードを外す

WiFi/Bluetoothカードを固定するネジを外します。

  • 2.9mm × 1本 (トルクスT5ドライバー)

step20

Step 21 WiFi/Bluetoothカードを外す

WiFi/Bluetoothカードを横にスライドして引き出します。

step21

Step 22 ロジックボードを外す

ロジックボードを固定するネジを外します。

  • 3.6mm × 3本 (トルクスT5ドライバー)

step22

Step 23 ロジックボードを取り除く

ロジックボードを取り外します。ファン側から持ち上げて、USB側を引き抜くようにします。

step23

Step 24 緩衝材を取り除く

本体の隅にあるゴムの緩衝材を取り除きます。両サイドとも取り除きます。

step24

Step 25 マイク用ケーブルを外す

マイク用ケーブルのコネクタの上にシールのようにシートが貼ってありますので、それを持ち上げて剥がすように外します。

step25

Step 26 マイク用ケーブルを外す

シールの下にマイク用ケーブルコネクタがあります。固定具を持ち上げて、ケーブルを引き出して外します。

step26

Step 27 スピーカーケーブルを外す

スピーカーケーブルのコネクタを外します。上に持ち上げると外れます。

step27

Step 28 I/Oボードを外す

I/Oボードを固定するネジを外します。

  • 3.6mm × 1本 (トルクスT5ドライバー)

step28

Step 29 I/Oボードを外す

I/Oボードもファン側から持ち上げて、USB側を引き抜くようにします。

step29

Step 30 アンテナケーブルを外す

アンテナケーブルを固定する6つの保護バンドを外します。シールになっているので慎重に外します。

step30

1つずつ保護バンドを外していき、6枚すべて外します。

step30-2

Step 31 ディスプレイを外す

ディスプレイとTop Caseを固定するネジを外します。両サイド2箇所ずつ 計4本あり、左側から外していきます。

  • 4.9mm × 4本 (トルクスT8ドライバー)

step31

Step 32 ディスプレイを外す

ディスプレイとTop Caseが分離して落とさないように、固定しながら外します。

step32

Step 33 ディスプレイを外す

右側を最後に外します。分離してしまわないように固定しながら外します。

step33

Step 34 ディスプレイを外す

4本のネジが外れたら、ディスプレイとTop Caseを分離します。ケーブルを引っ掛けないよう注意しましょう。

step34-2

Step 35 スピーカーを外す

スピーカーを取り外します。両面テープで固定してあるため、慎重に剥がして取り外します。

step35

Step 36 スピーカーを外す

反対側も同様に取り外します。

step36

Step 37 マイクを外す

マイクを外します。両面テープで固定してあるので、慎重に剥がしていきます。

step37

Step 38 キーボードケーブルを外す

トラックパッド背面のキーボードケーブルを外します。ケーブルに隠れた固定具を持ち上げ、キーボードケーブルを引き出します。

step38

Step 39 トラックパッドケーブルを外す

キーボードに張り付いたトラックパッドケーブルを外します。慎重にシールを外すように剥がしていきます。

step39

Step 40 トラックパッドを外す

トラックパッドを固定するネジを外します。

  • 1.5mm × 6本 (+ドライバー01)

step40

Step 41 トラックパッドを外す

トラックパッドを下から押し上げてトラックパッドを外します。

step41

Finish 作業完了

これでTop Caseを取り外す作業が完了しました。このTop Caseをそのまま別のものに入れ替えて、キーボード交換が完了することになります。

step42

新しいキーボードの取り付け

新しいキーボードの取り付け手順は、上記のステップを逆に進んでいきます。

特に注意すべき箇所

分解するよりも組み立てていく工程の方が難しいと思います。特に難易度が高いのは、Step 30とStep 37です。

1つがStep 30 のアンテナケーブル保護バンドを通していく作業です。シールのついたバンドを、狭い穴を通していくのが時間がかかります。ポイントとして、バンドを通した後に針を刺して持ち上げることです。

もう1つがStep 37 のマイクを取り付ける作業です。マイクを元の位置に戻そうにもガイドがありません。唯一、2つのマイクの間にある凹みを頼りに固定していく作業となります。

動作確認と微調整

3時間にわたって交換したMacBook Airを起動します。電源さえつかないのではと心配しましたが、正常に起動しました

ディスプレイ、キーボード、タッチパッド、Wi-Fi、サウンドいずれも良好です。ただ2点だけ微調整が必要でした。

ディスプレイが綺麗に閉まらない

MBAを折りたたんで閉じたときに、微妙にディスプレイが持ち上がって綺麗に畳まりません。2、3mm浮いてしまう状態です。

これはディスプレイ固定ネジを締め直して調整しました。内側の2本と外側の2本を様子を見ながら順番に締め直すことで、ぴったり閉まりました。

タッチパッドが浮いてしまう

タッチパッドがアームレストよりも上に浮いています。

タッチパッドの高さ調整は専用のネジがあり(Step 40 のオレンジ色のネジ)、それを締めたり緩めたりすることで調整します。このネジを締めすぎると浮いてしまい、緩めすぎるとパタパタしてしまいます。これを何度か0.5m単位で調整します。

それとは別に、バッテリ中央のネジを締めすぎるとタッチパッドが浮いてしまいます。締めすぎない程度に固定し直します。

修理代をケチるより買ったほうがいい

実際にキーボード交換をして感じることはこの一言でした。

「修理代をケチるより買ったほうがいい」

作業としては、ネジを外す、シールを剥がすの2つくらいなものです。基盤をいじったりハンダ付けするわけでもありません。

ただMacBook Airはあまりに薄すぎるのです。分解していくたび、また元に組み立てていくたびに、「本当に元通りの形に戻るのだろうか」「組み立てた後も正常に動作するのだろうか」と不安でいっぱいになります。

MacBook Airがなぜあんなにも薄いのか、そしてあれを大量生産して同じクオリティを出せていることに改めてAppleのすごさを感じます。

Apple製品は高いと言われますが、Appleから買うこと、Appleで修理することの安心感は、それだけの価値があると思わせられてしまいました。

バッテリかSSD交換くらいですね、素人がMacbookをいじるなら。

日本版MacBook AirをUSキーボードに交換する 〜交換手順と動作確認〜」への1件のフィードバック

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